当院でも椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄、腰椎分離すべりや変形性膝関節症など、病院で診断された病名に悩まされている方が多くいます。
これらの病名は骨の変形 や、椎間板による神経の圧迫が原因とされている為、いわゆる かたち の異常が痛みの原因とされています。
その為 かたち を戻すには手術しかない、と言われる場合があります。
しかし、痛みの原因は本当に かたち の異常によるものなのでしょうか?
1日のうちでも、時間帯によって痛みは大きく変化しますし、季節の変わり目や、晴れた日は痛みが楽。など。
この時 かたち の異常に変化はないはずです。
さらにいえば、背骨が強く曲がってしまい猫背になった高齢の方がいます。
外反母趾の変形が強く親指が隣の指に乗っている方。 膝のO脚が進行してしまった方。
人にもよりますが、実際に本人に話をうかがってみると、その患部はもう痛くない。とおっしゃる方は少なくありません。
上に記した病名の方でも、 患部の血流改善 や筋肉の緊張を取り除くことで、痛みが緩和され手術をせずにすむ事もよくあります。
痛みがなくなった後にレントゲンを確認しても かたち の異常が治った訳ではありません。つまり、かたち が痛みの原因でない場合も多いのです。
「 トリガーポイントブロックで腰痛は治る 」( 風雲舎 ) の著者 加茂 淳医師は本の中で「 構造原因説 」に反論されています。
つまり形の異常に原因を求めることはつじつまが合わないと述べておられます。
そればかりかMRIやレントゲンを撮って医師から説明を受けることで思い込みが生じ、患者さんは怯え心理的な影響も重なり、さらに治りにくくなると言われています。
筋肉の緊張や炎症等、生理的トラブルは画像診断では分からないので注意が必要です。
麻痺を伴う神経痛や、痛みの激しい場合など手術の適応患者さまもみえますが、
目に見える かたち だけに捉われることなく
辛い痛みからの解放を目指して治療させて頂きます。
当院でお力になれる事もあると思いますので、一度ご相談下さい。