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いわゆるギックリ腰という呼び名は、俗称であり正しくは 急性腰痛症といいます。

急性腰痛症も数種類にわかれます。

筋膜性腰痛・腰椎椎間関節捻挫・仙腸関節捻挫や椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症の炎症時など病名がわかれます。

一言でギックリ腰と言っても病名も様々あり、仮に同じ病名でも患者さんによって症状の強さや回復過程は違います。


ギックリ腰になりやすい人とは

どんな人がギックリ腰になりやすいか、というと。

腰骨のカーブが少ない人、腰骨から骨盤にかけての筋肉が硬い人です。

筋肉や関節( 腰椎椎間関節や仙腸関節 )の柔軟性がなくなり、日常の何気ない動作で負傷してしまいます。


ギックリ腰の治療

上記で記したようにギックリ腰といっても患者さんによって様々なので、
一概には言えませんが、当院では鍼灸治療や手技療法にて治療していきます。

急性期に必ず生じる筋緊張は、患部の傷を守る為に硬くなっていますから、
ほぐしすぎない様にバランスに気をつけて治療していきます。

自宅では、基本的には安静。

そして体が冷えない様に保温に心がけてもらいます。

以前、私も炎症が落ち着くからと当たり前の様に
アイシング を指導していた事がありましたが
無理に冷やさない方が患者さんの負担も少なく
圧倒的に経過がいいです。


ギックリ腰は患部に強い炎症がおきている状態です。

炎症をなんとか取り除こうとアイシングをする訳ですが、
実は炎症とは患部の修復作業が行われている状態です。

また、発痛物質が出るから痛いけれども、そのお陰で安静に保てる訳です。

炎症部を冷やすと一時的に炎症が治るので痛みが和らぎますが、
これは一時的に回復反応をストップさせている、ともいえます。


保温しましょう。
と伝えると カイロ を貼ればいいですか? と聞かれる事がありますが、
カイロを貼ると炎症が増す事があるので、そこまでは温めなくてもいいです。

ある程度血流を確保する意味 腹巻き などで保温されるといいです。


いつまで安静?

ギックリ腰はまず安静が第一ですが少しずつ動ける様になったら、
痛みや怖さのない範囲で 動いた 方がはやく回復します。

無理はいけませんが、怖がって寝てばかりいると栄養となるべき血流が滞り
回復はかえって遅くなります。


鎮痛剤について

痛みは強いストレスを感じますから、辛い時は薬店や病院で処方された鎮痛剤を服用することはいいと思います。

しかし、痛みが和らいできたらあまり真面目に飲み続けるよりも適当な所で薬から離れていった方が回復していく傾向にあります。


患部は揉まない

ギックリ腰は患部に強い炎症がおこり、筋肉や神経に傷がついている状態なので揉んではいけません

揉むと炎症が増し、かえって痛くなります。

痛みのある患部でなく、足や肩などを揉みほぐす事は大丈夫です。

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おくむら

鍼灸接骨院

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