痛みが強ければ不安や恐怖感を抱きます。
さらに症状が長引けば、脳が痛みを記憶してしまい慢性痛(痛みの可塑性)にもなり得ますから、なるべく早く痛みからの解放を目指します。
しかし、痛みとはその人にとって、必要なサイン。
体からの重要なメッセージと考え、受け入れることも大切です。痛みのお陰で患部をかばい、病院や治療院にも足が向きます。
体の癖や習慣を見つめ直すキッカケにもなります。
痛みは敵ではない といえます。
痛みはそのまま受け入れますが、いたずらに痛みを恐れないことが回復に向かう上で大切なことです。
また、急性期の痛みは体を保護するために生じていることもあるので、痛み止めの服用や局所麻酔の注射などは治癒を遅らせてしまう事があります。
患部をかばうことで治っていくからです。
※ 痛みの極端に強い人や、稀に痛みによる不安や恐怖が軽減してこない人がいます。
根本解決ではありませんが、ぺインクリニックなどで、痛みを一時的に抑えることで、脳や体がリラックスします。
そういった治療の併用も場合によっては必要と考えます。